【稲畑産業】上方修正&増配&自社株買いのコンボで株価はどこまで上がる?

資産形成

こんにちは、トラ男です。

以前こちらの記事でも書きましたが、稲畑産業(8098)の株をSBI証券のS株を利用して購入していました。

現時点で91株を平均取得単価1721円で保有しています。

2/7の14時場中に2022年3月期の第三四半期の決算発表がありました。その内容と今後の株価の行方について考察してみたいと思います。

決算の内容に関して

過去最高を記録

まず第三四半期累計としては売上利益ともに過去最高をたたき出しています。

会社HP、決算説明資料より(https://www.inabata.co.jp/themes/inabata/investor/library/file/220207kessan_tan_shiryou.pdf)

稲畑産業は中期経営計画で以下のような数値目標を打ち出していますが、第三四半期時点で経常利益と純利益は2024年3月期の目標を達成し、通期予想では売上高が200億及ばないものの営業利益、経常利益、純利益ともに2024年3月期の目標を大きく上回る予想となっております。

上方修正を発表

これにより、上方修正が発表されました。

項目2024年3月期(定量目標)2022年3月期(現在)2022年3月期(予想)
売上高6,700億5,049億6,500億
営業利益165億163億195億
経常利益170億178億210億
当期純利益160億182億215億

増配を発表

合わせて配当金に関しても、もともと期末配当は40円予想だったのが80円と倍に増配されました。

これで年間配当は110円となりました。決算発表前の株価が1780円だったので、増配前3.93%だった配当利回りは増配後には6.18%になりました。

会社HP、決算説明会資料より(https://www.inabata.co.jp/themes/inabata/investor/library/file/220207kessan_tan_shiryou.pdf)

今までの配当金の推移ですが、コロナの中でも減配せず、増配を続けてきましたが今期の増配は特に目をひくものとなります。ただし配当性向は30%ほどで無理をしている感じではありません。さらには2021年3月に累進配当の導入を決議しており、今回それについては変わらないことを改めて宣言しております。

自社株買いを発表

さらに株主還元方針の一部変更により総還元性向を30-35%から引き上げ50%ほどとするとしています。

これにより75億の自社株買いも発表されました。

これは直近10年間の自社株買いの実績と比較してみても過去最大規模の自社株買いとなり、2019年の9.36億円の自社株買いと比較しても実に8倍の規模となります。

会社HP、決算説明会資料より(https://www.inabata.co.jp/themes/inabata/investor/library/file/220207kessan_tan_shiryou.pdf)

上方修正、増配、自社株買いのトリプルコンボによって2/7の決算発表直後に株価は大きく上昇し、終値で2,032円をつけ266円上昇しました。

さらに翌日2/8にも10%近く上昇し2,235円となっています。

稲畑産業の株価の行方について

2日連続で大きく上昇し、469円上昇して26.5%も株価は上昇しました。

現時点での株価水準の場合、配当利回りは4.92%となっております。決算発表前の配当利回りが3.93%だったのでその水準だと株価は2,798円となります。

さらに75億の自社株買いを発表していることも加味すると2,800円まではいかなくとも、2,500円くらいまでは株価は上がっていくのではないかと予想しております。

配当だけでなく株主優待もありますから、いまからでも十分投資価値のある会社ではないかなと感じています。

稲畑産業の株主優待

稲畑産業の株主優待は以下のようになっています。
権利確定月は9月で、毎年9月30日現在の株主名簿に記録された、100株(1単元)以上保有の株主が対象で、オリジナルQUOカードがもらえます。

QUOカード100株以上200株以上300株以上
6カ月未満500円500円500円
6カ月以上3年未満1,000円2,000円3,000円
3年以上2,000円3,000円5,000円

年1回、毎年12月初旬頃に第2四半期株主通信と併せて発送予定となっています。

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