配当金投資の始め方(投資初心者向けの始め方を考えてみた)

資産形成

こんにちは、トラ男です。
誰でも投資を始める時は初心者です。そしてその動機も様々かと思います。
今回は配当金投資を始めたい初心者向けにスモールスタートでコツコツ投資を進めていく方法を考えてみたので書いてみたいと思います。

配当金の目標金額を決める

配当金投資は配当金の目標金額を決めるとコツコツと続けやすいと感じます。

例えばこんな感じで目標金額金額を定めてみると実感が湧くしモチベーションアップにもつながると思います。

  • 配当金1万円/年・・・毎年1回、自分にご褒美ディナーをプレゼント
  • 配当金3万円/年・・・毎年2回、自分にご褒美ディナーをプレゼント
  • 配当金5万円/年・・・毎年1回、自分にご褒美旅行をプレゼント
  • 配当金12万/年・・・毎月の光熱費は配当金で支払う(1人暮らしの平均は月1万円)
  • 配当金36万/年・・・毎月の駐車場代と自動車保険は配当金で支払う
  • 配当金60万/年・・・毎月の光熱費と駐車場代、自動車保険は配当金で支払う
  • 配当金100万/年・・・住宅ローン(家賃)を配当金で支払う

私は現在年間配当金は約9.5万円ですので毎月の電気代くらいは配当金で支払うことができるくらいでしょうか。

配当金の管理はアプリがオススメ

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ちなみにいわゆる高配当株と言われる株は3-5%くらいの配当利回りでしょうか。

(参考として東証プライム上場企業全体の配当利回りは約1.9%ほど)

4%の配当利回りで考えると年間配当金を得るのに必要な投資金額は以下の通り。

  • 配当金1万円/年・・・25万円(毎月2.08万円投資を1年間)
  • 配当金3万円/年・・・75万円(毎月6.25万円投資を1年間)
  • 配当金5万円/年・・・125万円(毎月10.4万円投資を1年間)
  • 配当金12万/年・・・300万円(毎月12.5万円投資を2年間)
  • 配当金36万/年・・・900万円(毎月15万円投資を5年間)
  • 配当金60万/年・・・1,500万円(毎月12.5万円投資を10年間)
  • 配当金100万/年・・・2,500万円(毎月13.9万円投資を15年間)

毎月1万円配当金が欲しいと思ってもそのためには300万円の資本が必要となります。
ただし千里の道も一歩から、少しずつコツコツが大切だと思います。

まずは毎月の投資可能額を決めよう

投資のためにはやはり資金が必要です。毎月の自分が投資に使える金額を決めるところから始めましょう。

少額でスタートしてすこしずつ勉強しながら毎月の投資額を増やしていくことのがいいと思いますので、まずは月2万くらいから始めてみるのはどうでしょうか。

日本株は単元という売買の単位が100株となっているものがほとんどなので、1単元で投資しようとすると必要な資金が安いものでも三菱UFJ(713.2円×100株=7.13万円)となってしまいます。

(毎月2万じゃ何も買えない!!!!!)

そこでオススメなのが単元未満株投資です。

私が使っているのはSBI証券です。ネット証券最大手で1株からの売買でも買付手数料が無料です。

1株から購入可能なので先ほどの三菱UFJも(713.2円×28株=19,969円)で購入可能となります。

どの株を買えばいいのか

配当株投資をするときに気を付けなければならないのは株価が下がりすぎると元も子もないということです。

例えば日本郵船や商船三井は現在配当利回りは脅威の18%ほどになっています。これはコロナに端を発する海運バブルによる好業績が背景にありますが、バブルが終われば株価も下がることは目に見えており、業績に応じて配当金も減配になるはずです。

日本郵船の株価は直近10年でも高い水準にあり、今から半値になる可能性も高い

実際に過去の日本郵船の配当金推移は以下の通りで、2016年には無配(配当金0円)となっています。

日本郵船の配当金の推移(過去10年)

仮に現在の2,700円で日本郵船の株を100株買ったとしても、株価が1/3になってしまったら18万円のマイナスとなります。

それを配当金でマイナスを補填するとしたら、(10年間の平均である年間115円で計算すると)15年以上かかります。

配当金投資をするときは長期投資が基本ですので、株価の大幅な下落の可能性がある株は向いていないと言えるでしょう。

銘柄選定の方法

私は以下のような目線で銘柄選定をしています。

  • 株主還元に積極的(減配しない/増配を続けている/自社株買いに積極的)
  • 安定して成長が見込める(成長し続けている/業界大手)
  • 株価が右肩上がり(長期的に見て)
  • 株価が底値圏(長期的に見て)

株主還元に積極的な企業を選ぶ

基本的に減配をせず配当を増加させていくことを宣言している企業があります。いわゆる累進配当というもので、以下の企業は実際に累進配当を宣言しています。

  • 三井住友FG
  • 伊藤忠商事
  • 三菱商事
  • 稲畑産業
  • オリックス

また宣言はしておらずとも、数十年間減配しておらず実質的な累進配当銘柄もあります。

  • 三菱HCキャピタル
  • NTT
  • 東京海上HD

ちなみに私はここにあるすべての銘柄を保有しています。

安定して成長が見込める

また安定していること、成長が見込めることも大きいです。配当の源泉は利益であり、成長があるからこそ配当も増え株価も上がるからです。

その点で業界大手の企業はその候補になるでしょう。

  • 銀行大手(三菱UFJ/三井住友FG)
  • 商社大手(三菱商事/伊藤忠商事/三井物産)
  • 通信大手(NTT/KDDI/Softbank)
  • 損保大手(東京海上/SOMPO/MS&AD)
  • リース大手(オリックス/三菱HCキャピタル/東京センチュリー)

これらの銘柄も私は多く保有しています。

株価が右肩上がり

10年間など長期スパンでの株価をチェックしたときに右肩上がりな銘柄を選ぶのは一つの方法だと思います。

NTTの過去10年間の株価の推移

長期的に見たら右肩上がりで10年前に購入していれば株価は4倍近くになっています。

配当金も3倍近くになっています。(42.5円⇒120円)

三菱商事の過去10年の株価の推移

こちらも10年前から株価は2倍以上になっています。

そして配当金もほぼ3倍近くになっています。(55円⇒155円)

このような株を長期で保有するのが、値幅も取れて配当金ももらえて良いと思います。

株価が底値圏

逆に株価が底値圏の株を狙うという方法もあります。

例えばこちらはヤマダHDの株価推移ですが、以前は600円くらいあった株価が2021年3月ごろからずるずると下がり続けて、400円を切るまでいきました。

ヤマダHDの過去2年間の株価推移

私は396円で取得しており、その後超大型の自社株買い発表によって株価は大きく上昇しました。

このように株価の底値圏で取得するのも一つの方法ですが、どこが底値なのかは判断するのが難しいため難易度は高いと言えるでしょう。

オススメ銘柄リスト

ここからは上記を踏まえて私のオススメの銘柄リストを紹介したいと思います。

参考にしていろいろと調べてみてください。

銘柄株価(11/18時点)配当利回り株数
(9432)NTT38473.12%1
(8766)東京海上2727.53.67%2
(8630)SOMPO61224.25%1
(8316)三井住友FG45925.01%1
(8306)三菱UFJ713.24.49%5
(8593)三菱HCキャピタル6364.87%5
(8058)三菱商事43483.56%1
(8001)伊藤忠商事41703.36%1
(8031)三井物産38363.39%1
(5334)日本特殊陶業26276.32%1
(8098)稲畑産業23844.82%2

この銘柄を上記に記載の株数で購入すると4.65万円が必要となります。そして平均配当利回りは3.18%ほどになります。

これを1年間続けると単純計算で年間配当金は1.77万円になります。

配当利回りを高めに設定したければ4%以上に絞って集中投資するのも一つの手だと思います。

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