こんにちは、トラ男です。
CCNP ENCOR試験では以下の6つの大分類から出題されます。
- デュアルスタック(IPv4 および IPv6)アーキテクチャ
- 仮想化
- インフラストラクチャ
- ネットワークアシュアランス
- セキュリティ
- 自動化
今回はインフラストラクチャ分野の技術知識(無線LAN)についてまとめていきたいと思います。
エアタイム
エアタイムとはデータ送信に用する時間のことで、通信速度を上げてデータレートを高くしたり、通信経路を増やして複数のデバイスからデータを送信することでエアタイム効率を高めることが可能です。
使用機能 | 詳細 |
チャネルボンディング | 複数のチャネルを束ねて1つの通信に使用することで通信速度を向上させます |
OFDMA | Orthogonal Frequency Division Multiple Access 伝送方式の一種 複数のデバイスで1つのチャネルを同時に利用することで伝送効率を向上させます |
MIMO | Multi Input Multi Output 伝送方式の一種 複数のアンテナを使用することで伝送効率を向上させる SU-MIMO(Single User MIMO)、MU-MIMO(Multi User MIMO)がある SU-MIMOでは1つのデバイスでのみ通信可だが、MU-MIMOでは複数のデバイスが同時にMIMOで通信可能 |
QAM | Quadrature Amplitude Modulation 変調方式の一種 QAMの数字が大きいほどデータレートは高くなる |
チャネルボンディング
チャネルボンディングによってチャネル幅が広くなることでエアタイムは向上します。
OFDMA
OFDMAは1つのチャネルをサブキャリアと呼ばれる小さい帯域に区切ることで1つのチャネルを複数のデバイスで利用可能にし、伝送効率を向上させます。
MIMO
MIMOで利用できるアンテナ数のことを空間ストリーム数と言いますが、MIMOによって複数のアンテナを利用し空間ストリーム数を多くすることによって伝送効率を向上させます。
QAM
QAMは変調方式の一種ですが、QAMの数字は一度に送信可能なデータ量であるシンボル密度を意味します。そのため、QAMの数字が高いほど(つまりシンボル密度が高いほど)伝送効率は向上します。
SR(Spatial Reuse)
スペーシャルリユースは「隠れ端末問題」や「さらし端末問題」などの干渉やデバイスの競合を管理して、APあたりの通信量を増やすことができる技術で、それにより伝送効率は向上します。
今回はここまでとなります。続けてCCNP ENCORのインフラストラクチャ分野に関してまとめていきたいと思います。
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