CCNP ENCOR合格のための技術解説(無線LAN④)

CCNP

こんにちは、トラ男です。
CCNP ENCOR試験では以下の6つの大分類から出題されます。

  • デュアルスタック(IPv4 および IPv6)アーキテクチャ
  • 仮想化
  • インフラストラクチャ
  • ネットワークアシュアランス
  • セキュリティ
  • 自動化

今回はインフラストラクチャ分野の技術知識(無線LAN)についてまとめていきたいと思います。

WLC(Wireless LAN Controller)

WLCは集中管理型のWLANにおいてLAP(Lightweight AP:集中管理型AP)を設定・制御するために用いられます。

WLC(無線LANコントローラ)が各APを設定・制御し、APは電波の送受信のみを行います。
設定の管理や接続の管理などはWLCが一括で集中して行います。
WLCとAP間の通信にはCAPWAP(Control and Provisioning of Wireless Access Points)というプロトコルを使用します。

WLCの主な物理ポート

コンソールポートコンソールケーブルでPCと接続することで設定を行ったり、ステータス確認を行う
ディストリビューションシステムポート通常のトラフィックと管理トラフィックを送受信するために利用される
LANケーブルによりスイッチと接続する(トランクポートに設定)
LAGに対応している(帯域の拡張と耐障害性のため)
サービスポートNW障害時のシステム復旧とメンテナンスで利用
LANケーブルによりスイッチと接続する(アクセスポートに設定)
ディストリビューションシステムポートが輻輳したとしても利用可能
冗長ポート他のWLCとLANケーブルにより接続し、大規模NWにおけるWLC冗長のために利用

WLCの主な論理ポート

Service Port Interfaceサービスポートと関連付けられる論理インターフェース
Management Interface管理用の論理インターフェース
ディストリビューションシステムポートと関連付けられる論理インターフェース
WLCのGUIアクセス時、Ping宛先、RADIUSサーバとの通信、WLC間の通信の制御などで利用
Virtual Interface代理DHCPサーバやWeb認証などの宛先になる仮想インターフェース
Dynamic InterfaceSSIDやVLANのマッピングを行うインターフェース

今回はここまでとなります。続けてCCNP ENCORのインフラストラクチャ分野に関してまとめていきたいと思います。

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