NTPのステータス確認(reachフィールドの値について)

技術/NW/Python

こんにちは、トラ男です。
現場でNTP同期できないという問い合わせを受けたので改めて調べたNTPのステータス確認に関して書きたいと思います。

show ntp assosiations

NTPステータス確認によく使用するコマンド、show ntp assosiations。

Switch#show ntp associations


address ref clock st when poll reach delay offset disp
*~10.13.54.210  172.29.10.10  14  633 1024 377 1.000 2.500 1.974

reachフィールド

今回注目したいのはこのreachフィールドの値です。

このフィールドは直近の8つのNTPメッセージのステータスを示します。
具体的に見た方が理解しやすいと思います。いくつか例を挙げてみたいと思います。

reachフィールドビット意味
10000 0001直近の8つのNTPメッセージのうち最後のメッセージは応答あり
30000 0011直近の8つのNTPメッセージのうち7番目と8番目のメッセージは応答あり
150000 1111 直近の8つのNTPメッセージのうち直近の4つのメッセージは応答あり
3761111 1110 直近の8つのNTPメッセージのうち最後のメッセージのみ応答なし
3771111 1111直近の8つのNTPメッセージのうち全てのメッセージで応答あり

人によってはshow ntp assosiationsのステータスを確認する際に*がついて同期しているかどうかだけでなく、reachが377となっているかどうかまで確認する人もいますね。

以上、NTPのreachフィールドに関してでした。NTPのステータス確認の参考になれば幸いです。

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