CCNP ENCOR合格のための技術解説(CDP/LLDP)

CCNP

こんにちは、トラ男です。
CCNP ENCOR試験では以下の6つの大分類から出題されます。

  • デュアルスタック(IPv4 および IPv6)アーキテクチャ
  • 仮想化
  • インフラストラクチャ
  • ネットワークアシュアランス
  • セキュリティ
  • 自動化

今回はアーキテクチャ分野の技術知識(CDP/LLDP)についてまとめていきたいと思います。

CDP(Cisco Discovery Protocol)

CDPはその名の通り、Cisco独自プロトコルで隣接機器の情報を確認することができるレイヤ2プロトコルです。

IEEE標準プロトコルでCDP同様に隣接機器の情報を確認することができるレイヤ2プロトコルです。

CDPとLLDPの違い

それぞれのプロトコルの違いは以下です。

プロトコルCDPLLDP
規格Cisco独自規格IEEE802.1ab
マルチキャストMACアドレス0100.0CCC.CCCC0180.c200.000e
送信間隔60秒30秒
ホールドタイマ180秒120秒

CDPステータス確認

Switch#show cdp neighbors

Capability Codes: R – Router, T – Trans Bridge, B – Source Route Bridge
S – Switch, H – Host, I – IGMP, r – Repeater, P – Phone,
D – Remote, C – CVTA, M – Two-port Mac Relay

Device ID Local Intrfce Holdtme Capability Platform Port ID
HOSTNAME Gig 1/0/5 141    S I C9300-24T Gig 2/0/1

上記のようにshow cdp neighborsで隣接機器のホスト名隣接機器のIF、そして隣接機器が接続されている自身のIFが分かります。Holdtmeは180からカウントダウンして行きます。

LLDPステータス確認

Switch#show lldp neighbors

Capability codes:
     (R) Router, (B) Bridge, (T) Telephone, (C) DOCSIS Cable Device
     (W) WLAN Access Point, (P) Repeater, (S) Station, (O) Other

Device ID           Local Intf     Hold-time  Capability      Port ID
HOSTNAME      Gi1/0/5        90         T                Gi2/0/1

上記のようにshow lldp neighborsでCDP同様に隣接機器のホスト名隣接機器のIF、そして隣接機器が接続されている自身のIFが分かります。

実際の現場でも物理結線の正否を確かめるために使ったり、隣接機器にリモートアクセスしたい場合にshow cdp neighbors detailなどでIPアドレスを調べたりと重宝するコマンドなのでぜひ覚えておきましょう。

今回はここまでとなります。続けてCCNP ENCORアーキテクチャ分野に関してまとめていきたいと思います。
続いての記事はこちら。

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