こんにちは、トラ男です。
2022年3月期の決算発表ラッシュが終わりほとんどの企業の決算発表が出そろいました。
SOMPOは東京海上、MS&ADと並ぶ損害保険大手3社です。
SOMPOの2022年3月期決算
SOMPOの2021年度の実績は連結ベースで+591億増益の2,613億円と2期連続で過去最高益更新とのことでした。
株主還元(連続増配&自社株買い)
SOMPOの株主還元方針は以下の通りです。
- 修正連結利益の50%を基礎的な還元とし、業績動向や市場環境、資本の状況などを踏まえて追加還元を行います。
- 利益成長に合わせた増配を基本方針とし、株主還元に占める配当の割合を高めていきます。
明確に累進配当を宣言しているわけではないですが、以下のグラフの通り配当金と自社株買いによって毎年株主還元をおこなっており、2022年度も増配予定のため9期連続で増配予定となります。
SOMPOに関してはほぼ累進配当銘柄だと考えても過言ではないのではないでしょうか。
損保大手3社はいずれも高配当ではありますが、東京海上とSOMPOの増配ペースは大きく株主還元に対する意識の高さを感じます。
東京海上 | SOMPO | MS&AD | |
---|---|---|---|
2014年3月期 | 70 | 60 | 56 |
2015年3月期 | 95 | 70 | 65 |
2016年3月期 | 110 | 80 | 90 |
2017年3月期 | 140 | 90 | 120 |
2018年3月期 | 160 | 110 | 130 |
2019年3月期 | 180 | 130 | 140 |
2020年3月期 | 190 | 150 | 150 |
2021年3月期 | 200 | 170 | 155 |
2022年3月期 | 225 | 210 | 180 |
2023年3月期(予想) | 300 | 260 | 185 |
またSOMPOは上限580億円の自己株式取得を決定しました。これによりPTSでは2%近く株価が上昇しました。
SOMPO株の今後の戦略
SOMPO株は引き続き大きく下がったタイミングでS株で小さく買い集めていきたいと思います。
ただ今回の決算をみて損保大手3社のうち東京海上がやはり魅力があると感じました。
配当利回りはSOMPOの方が良いですが、株価でみると東京海上の方が値上がりを期待できそうな気がしています。
じっくりとみて考えていきたいなと思いました。
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