こんにちは、トラ男です。
CCNP ENCOR試験では以下の6つの大分類から出題されます。
- デュアルスタック(IPv4 および IPv6)アーキテクチャ
- 仮想化
- インフラストラクチャ
- ネットワークアシュアランス
- セキュリティ
- 自動化
今回はアーキテクチャ分野の技術知識(オンプレミスとクラウド)についてまとめていきたいと思います。
オンプレミスとは
オンプレミスとは自社でサーバなどを運用することを指します。SaaSやPaaS、IaaSなどのクラウドの台頭により多くの企業(我社も含め)がクラウドに移行していますが、要件に対して自由にカスタマイズできるというオンプレミスの強みもあります。
オンプレミスの特徴
- 自社で構築運用するためカスタマイズの自由度が高い
- 初期費用が高い
- 構築導入に時間がかかる
- ランニングコストはクラウドに比べて安く抑えられる
- 自社で運用保守をする必要がある
クラウドとは
クラウドとはインターネットなどのネットワーク経由でユーザーにサービスを提供する形態のことです。以下のような形態があります。
- SaaS(Software as a Service)
ソフトウェアを、インターネット経由でサービスとして提供・利用する形態のことで、Salesforceなどが代表例。
- PaaS(Platform as a Service)
アプリケーションソフトが稼動するためのハードウェアやOSなどのプラットフォーム一式を、インターネット上のサービスとして提供する形態のことで、Azureなどが代表例
- IaaS(Infrastructure as a Service)
情報システムの稼動に必要な仮想サーバをはじめとした機材やネットワークなどのインフラを、インターネット上のサービスとして提供する形態のことで、AWSなどが代表例。
クラウドの特徴
- 初期導入費用が安い
- すぐに利用可能(構築導入に時間がかからない)
- ランニングコストがかかる
- カスタマイズ性はオンプレミスに劣る(サービス内容によってユーザのカスタマイズ範囲は変わる)
- WAN経由で利用する(インターネット接続が必須)
- サーバのスペックを簡単に変更できる
- 運用管理の手間が少ない
今回はここまでとなります。続けてCCNP ENCORアーキテクチャ分野に関してまとめていきたいと思います。
第3回はこちら。
コメント
[…] 第2回はこちら。 […]
[…] オンプレミスのデータセンターと各拠点を専用線やIP-VPN、IPsecVPNなどで繋いで、データセンター経由でWANに抜けていく従来型のネットワークではトラフィックの増加に対応できなくなっています。(オンプレミスとクラウドについてはこちら)。 […]