CCNP ENCOR合格のための技術解説(VXLAN)

CCNP

こんにちは、トラ男です。
CCNP ENCOR試験では以下の6つの大分類から出題されます。

  • デュアルスタック(IPv4 および IPv6)アーキテクチャ
  • 仮想化
  • インフラストラクチャ
  • ネットワークアシュアランス
  • セキュリティ
  • 自動化

今回は仮想化分野の技術知識(ネットワークの仮想化:VXLAN)についてまとめていきたいと思います。

VXLAN(Virtual Extended LAN)

VXLANとはL3ネットワーク上に仮想的なL2ネットワークを構築する技術で、L2フレームをUDP/IPパケットでカプセル化します。カプセル化することでL3ネットワークをまたいでL2通信を可能にします。
L3ネットワークをまたぐ通信となるので、L2レベルの冗長化が不要となり、L2ループから解放されることでSTPが不要となります。
またL3ネットワークをまたいで同じネットワークアドレスを使用することができるので、柔軟なネットワーク構成が可能となります。
VXLANによってSD-Accessのデータプレーンのオーバレイは構成されています。

VNI(VXLAN Network Identifier)

VXLANではVNI(VXLAN Network Identifier)という24ビットの識別子によって、約1600万のVXLAN(L2ネットワーク)を作成することができます。

VTEP(Virtual Tunnel End Points)

VXLANにおいてカプセル化とカプセル化の解除を行う機器のことをVTEPと呼びます。

VXLANヘッダ

VXLANではオリジナルのEthernetフレームにVXLANヘッダ、UDPヘッダ、IPヘッダ、Ethernetヘッダによってカプセル化を行います。そのため50バイトのオーバーヘッドが生じます。

今回はここまでとなります。続けてCCNP ENCORの仮想化分野に関してまとめていきたいと思います。

第四回はこちら

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